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  • 執筆者の写真eat LOVE

eat LOVE Day 5 / 愛の夜

更新日:2018年9月9日

いつもは翌日とか、早い日には即日に写真をおくってくれるよしみさん。

今回は、初の数日後のそれに、なんだかあたらしい感覚をおぼえる。

あ、こういうところを撮っていたんだ、って発見よりも、

そうだった、そういう時間だったって懐かしさのようなものを今日は思う。


いったいどうしてすべては過ぎてゆくのになにかをつくるんだろうね。

食べたら消えてなくなるものを何時間もかけてつくったりさ、

たのしい会話も瞬間的にこの世の果て、宇宙の彼方に消え去っていく。

でも、だから、こんなにも愛しくかんじるんだろうな。

ぜんぶ終わっちゃう、ぜんぶ思い出になってしまう、

なんてはかなく贅沢な毎日なんだろう、生きるって。


よしみさんがブログに、

「みんなが家族みたい」と書いているのをよみ、とてもうれしい気持ちがわいてきた。

うん、そう。ぼくのあの夜の感情もそれだった。


数年前に知り合ったばかりのレイさんとよしみさんが

ぼくのための誕生日おめでとうをしてくれている。

ふしぎだなあ、って思っていた。

今日の、今の家族はこの人たちなんだなあ、って思った。

旅をするように、心の底から一期一会と毎瞬を意識して生きられたらどんなに豊かだろう。

そんなことできないけどね、なんて決めつけず、何度も何度も練習して、

永遠に今だけがあるという真理みたいなものに一歩ずつでも近づく人生にしよう。

よし、今のこの瞬間から!


それにしても写真家とは、観ている人なんだなあ。

ちいさい台所と一瞬の廊下と今回は母屋の床の間と。

たったそれだけの空間に、こんなにもいろいろを見るんだからすばらしい。

茶碗の柄とか何度も目にしているはずなのに初めて知った。

みっちーのつくる料理がいちだんと輝いてみえるのはなぜだろう。

猫がきっちり顔をむけ写真におさまっていることのふしぎ。


愛なんだな。


ふふふ、かわいい。って、なにもかもOK!!! としてくれるよしみさんのまなざしに、

ぼくは毎回うれしくなっているんだ。


写真をみていると、こういうことをしたかったのかもなあ、と気がついた。

なんでもない日常、ゆるい格好ゆるいおしゃべりふつうのご飯。

それは、ぼくのもっとも愛しているもの。

eat LOVE するたびにそれをかみしめる。


ねえ、いいでしょう? なんて聞かない。

だって、誰かにいいね、といってもらう必要がないくらい満足だから。


いついつまでもこのまま変わらずいられたらと思うけど、それは叶うことのない願い。

だから、愛そう。

もっともっともっともっと。

ありがとう!!!!って生きよう!!!
















今日のごはん

・塩サバ南蛮

・ブータンサラダ

・切干し大根煮

・人参サラダ

・生姜の炊き込みごはん


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